5.ペルセウス座流星群

極大:8月13日頃

観測期間:8月10日~17日頃

 

最も活発に活動するのがこの.ペルセウス座流星群(ペルセ群)です。7月の下旬ごろから出始めて1か月近く出現する流星群ですが、多く見られるのは8月10日からの1週間ぐらいです。 

<輻射点の探し方>12~14日の22時から0時頃スマホのコンパスで北と北東を探し、まずそちらを見ましょう。真北に見えるのが2等星の北極星です。そして、上の写真のようにWの形に見えるのが、カシオペア座です。次の図と合わせて見てください。

       23時頃 北の空 ペルセウス群の輻射点の見つけ方 

図のようにカシオペア座の一番上の星と、4番目の星をつないで、そのまま下に1.5倍ほど伸ばした辺りが、ペルセ群の輻射点(放射点)です。最初の写真ですと流星の後ろに引いた線の先になります。この位置を覚えておくと、自転により左上にのぼって行っても、輻射点は、同じ辺りになります。見られた流星を後ろにたどっていってその辺りになれば、ペルセ群です。1時ころに輻射点は、北東の空、高度50度近くまで高くなります。細い月は3時過ぎになって、ふたご座に先駆けてのぼってきます。

 

 2013-8-13 ペルセ群火球 撮影 殿村泰弘(NMS会員)

この群の流星は、青白く速いのが特徴です。爆発をしたり、流れた後に「痕」という煙のような筋を残したりすることもあり、数が多いだけでなく見ごたえのある流星が見られます。