9.ふたご座流星群

極大2023年12月13日頃     

観測期間:12月10日~17日頃

年間で最も出現数が多いのがこの群です。12月中旬に1週間ぐらいは楽しめます。

<輻射点の探し方> 20時頃、スマホのコンパスで東を探し、大きく空を見ましょう。東から南東に向けて横になっている「オリオン座」があり、反対に東から北東に向けて横になっている、同じくらいの大きさの星座である「ふたご座」が分かりますね。

2023-12-13 20時 東の空

ふたご座の最も北寄りに2つの明るい星があります。上の少し暗いのが兄のカストル、下の明るい方が弟のポルックス。「ふたご座流星群」(ふたご群)の輻射点(放射点)は上の写真のようにカストルのすぐ上にあります。観測時には、ほぼカストルからと思っていれば大丈夫

日が暮れて暗くなると北東から流星が打ち上がってきます。輻射点は一晩中、空にあり、どの時間帯でも観測ができます。月もなく、観測条件は最高です。1時頃には天頂付近まで輻射点がのぼり、そこから雨のように様々な方向にゆっくりとした流星が落ちていきます。真上を向いての観測もお勧めですが、そのまま寝込んでしまわないようにご注意下さい。