7.おうし座南流星群
極大:11月上旬頃
観測期間:10月下旬~11月中旬
9月頃から11月末まで長期間活動するという面でユニークな群と言えます。この群より少し遅れて活動する「おうし座北流星群」もあります。2つを分けるのは難しいので合わせて数えてください。
<輻射点の探し方> 11月上旬の22時頃、スマホのコンパスで東を探し、まずそちらを見ましょう。オリオン座がのぼってきた頃ですが、その上にひときわ明るい星「木星」があります。輻射点はその左下のプレアデス(すばる)との中間辺りにあります。
観測のしやすい11月4日(土)には、日が沈み暗くなった頃、東から輻射点がのぼり、木星に導かれるように南東に上がっていきます。
11月4日 0時頃の南の空 ふたご座辺りの月が邪魔です。
22時半頃には東から下弦前の大きな月がのぼってきます。そのため、観測はあらかじめ西の方を視野にしておくとよいでしょう。輻射点は木星付近でOKです。 数日後ですと月も小さくなり、月の出も遅くなり見やすくなります。おうし群は、たいへんゆっくりとした流星、時に増光して大きく爆発する火球も見られるかもしれません。
2015-11-10 23h12m おうし群 撮影 竹田浩章(NMS会員)
プレアデスの右上から飛び出した美しい写真です。