8.しし座流星群          

極大 2023年11月17日頃

観測期間:11月15日~20日頃

 20011119日東の空 (撮影:藤井慎一氏)

 

昭和から流星観測をやっているような古い人にとって2001年の「流星嵐」は忘れられない思い出でしょうが、しし座流星群の流星は、今も毎年コンスタントに出現しています。

<輻射点の探し方>1時頃、スマホのコンパスで北東と南東を探し、まずそちらを見ましょう。北東の空の低い所に縦になった「北斗七星」が見えます。南東には明るい星「シリウス」が見えます。それらの真ん中、やや低い所に1つ明るい星「レグルス」、しし座の1等星があります。その左上に「?」マークを逆にした星たち、ししの頭にあたる部分の中に輻射点があります。

 

輻射点は23時頃、北東から昇ります。夕方の三日月は影響はしないので、どの方角でも観測が可能です。高速流星が冬の星座の中を駆け抜けていく姿が印象的です。この日は3時頃には東から金星がのぼってきます。

しし座流星群の火球 撮影 野本郁子(NMS会員)